2010年10月01日

the HANGOVERS トミーインタビュー全文掲載





hangovers.jpg


溢れるメロディー、寄り添う言葉達。

何よりも真摯に音楽と向き合ってきた彼等。

震える程の才能に隠された苦悩がポップとして、ロックンロールとして

輝きだす魔法=the
HANGOVERSが四谷に登場!

ギターボーカル トミーを居酒屋に呼び出してインタビュースタート。


(テキスト・佐藤"boone"学)





■もう、色んな雑誌とかラジオとかでインタビューも慣れたもんでしょ?



トミー:全然、そういう感じじゃないから(笑)



 



■今夜はトミーの音楽とバンドが生む苦悩とか楽しみとかねそういうのを聞いてみようかなと。



トミー:そんなに参考になるお話はできませんけど、うん…



 



■今ライブハウスでガンガン(ノルマを払って)やってるバンドとどっちが上かとかじゃなくて、バンドマンっていってもチケット代とかお客さんからもらう訳だからどこかプロじゃない?そういうプロ根性、ショウマンシップって凄い必要ね。



トミー:楽しいってのが理由になっちゃいけないと思ってるよ。自分の立場として、大前提として楽しいからやってますって言っちゃいけない立場だよね。



 



■おお、それってさらっていうけど所謂バンドマンからはなかなか出てこない言葉ですね。



トミー:うそ、当然でしょ、だって。デビューする前は楽しいからやってたし。それを結構強めに「楽しいからやってんだよ」って言ってたと思うけど。今はそれだけが理由になるのは許されないと思いますけどね、当然。



 



■そこにはプロ意識があるわけですよね?



トミー:プロ意識っていうようなカッコイイ言い方っていうよりもその、「不安」だよね。仮に、なんか、アクセルローズとかは「自分の好きな事をやりたい事をやってだけでお前らが勝手に支持しただけだ。」って言うけど。そういうこと言っていいのはアクセルローズだけであって。僕みたいな普通の、特になんらその、背中に羽が生えていない側の人間からするとそういうセリフはひっくり返っても出てこなくて。好きな事やってそれに時間を割いてもらってお金を頂いてライブに来て貰ったりCDを買って貰うっていうのは、なんていうか、信じられない位の事だから。それぐらいの価値があるのかどうかっていうのは自分に対して問い続けなくちゃいけないだろうし。



 



■これだけ活動してきてまだ不安ってある?



トミー:不安だね。そのCDが幾ら、チケット代が幾らっていう幾ら分の価値っていうか芸を提供できてるかどうかっていうのは1秒毎に悩み続けてますよ。




■それは強迫観念に近い?



トミー:まぁ元々僕は弱気だし。




■弱気じゃないじゃん



トミー:あ、そう?(笑)弱気じゃないか(笑)




■でも臆病の反対というか、そういう雰囲気はあるけど。



トミー:そこに対して「いや、好きな事やっててそれは絶対的にお金をもらえる価値がある」って信じるというふんぞり返るのはとてもじゃないけど、出来ない。やっぱ好きな事やってんだから誰にも文句は言わせないっていうのはアマチュアじゃないと言っちゃいけないと思うし。




■それ、深いってか刺さる言葉だな・・・うんうん。



トミー:そういう目的だったら他でちゃんと仕事をして好きなようにライブやればいいし。サラリーマンだったらある意味ノルマとかだって苦じゃないだろうし。うちら借金してノルマ代払ってたから。3人って一番不利じゃん?ライブのノルマもスタジオも全部3人で割って。給料日によって誰に借りるかみたいな。そういうメンバー間でお金やりとりしたり、そんくらい末期的な所までいってて、ぎりぎりまぁデビュー出来たようなもんで。好きなようにやって誰にも文句言われたくないんだったらちゃんとお金は別で稼いで、ノルマを払っても自分のストレスにならない身分になればいいし。そういう人に対しては誰一人文句は言えない領域だから。




■うん、そこは絶対そうだと思う。



トミー:僕はそうじゃないから。自分の音楽を支持してくれる人はセンスが良いっていう責任を負ってるからね、僕。そこは信じていいぞっていう所に責任を負わなきゃいけないから。




■そうだよね、その責任感ってすごく重要。相手のセンスに対して。



トミー:僕の音楽を解るんだったら、君は間違いなくセンスがいい。そこは信じていいっていう責任。




■わはは、その責任があればそりゃ不安になるわ。じゃあそんなプレッシャーの中で生まれてくる音楽って…



トミー:すいません!生ひとつ下さい!!




■あ、最後のレシートもアップしとかなきゃ。でもそういう強力な負荷が掛かった中で作られていく楽曲ってさ。なんていうんだろ、じゃあこの曲をリリースしようと思った時に聞き手をみこした発想が働くって事?



トミー:・・・うんと、凄い誤解をされそうな質問だけど。…それはある意味ではあるよ。ある。




■でも、その発想の中である意味手直しをした作品であっても100%満足してるわけでしょ?



トミー:してるね。だってやりたい事をやるって言うのは趣味だから。僕はやるべき事をする人だから。




■ほうほう。またドキっとする発言。やりたい事をやるのは趣味か。



トミー:僕の立場ではやりたい事をやるのは正義じゃないからね。その段階を超えてこそのやりがいみたいなのもあるし。やっぱりやりたい事をやるべきっていうのは、こういう僕達の世界に限らず今の世の中に正義として蔓延してる考えだと思うのね、「やりたい事やんなよ」っていう。その思想が攻撃力が高いし支持をされているし。そうじゃなくて人間っていうのはやるべき事をやるべきなんじゃないの?って思う。その人なりのやるべき事を見つけるのが人生なんじゃない?って思うけど。




■人生か!でっかいとこまできたね。でもその感じ解るかも。特に好きな事を仕事にするってそれに近いのかな。



トミー:(笑)だって、「やりたい事をやる」ってちょっとやっぱさ、ぬるいじゃん?自分の欲望に根ざしてるわけでしょ?足元は欲望だから。欲望に支配されている以上ぬるい…ちょっとだらしないというか。それを押し殺してでもやるべき事を



やる方が人間らしいというか。




■ふむふむ、その表現の感じやっぱ文系だなぁ。



トミー:そうだと思うよ。だってさ、まなぶは知ってると思うけど、本当に僕達が知り合った頃って趣味(THE
WiLDHEARTSというイギリスのロックバンド)が同じでさ仲良くなったけど。そういう音楽がやりたい事だった人達は居なくなっちゃったでしょ。




■そうだね、あの頃周りはTHE WiLDHEARTSに影響されまくってたバンドばっかりだったもんね。あの頃のバンドはみんな解散しちゃったし。



トミー:僕達ってそういう自分のヒーローに裏切り行為をしてある意味では売れ線に走ったバンドとして後ろ指を指されてた側面もあるじゃん。




■うはは、当時のTHE WiLDHEARTSが好きな連中とはあんまり仲良くなかったじゃん。



トミー:好きな人もいたよ。まなぶとかさケンちゃん(現the HANGOVERSベース・ケンチュルビック)とかさ。THE
WiLDHEARTSが好きだからといってそれが直結で何のフィルターも通さずっていうバンドはさっきの話と一緒でやりたい事をやってるバンドだから。でも結局かっこよくなかったんだろうし、その人その人のやるべき事をやればいいのになって当時から漠然と思ってた。自分の持ってるカードがあるじゃない。とりあえず黄色人種です、顔が冴えない、英語が出来ない、ガタイでもアングロサクソンに負けてるし。自分が持ってるスペックって本当に「あの人みたいになりたい!」って無理というか。だから自分のスペックなりに工夫しなさいよっていう感覚はずっとあるんだよ。多分コンプレックスなんだよね。自分日本人だし。




■それってthe HANGOVERSは最初からあったよね。歌詞もずっと日本語だったし、色んな音楽のフィルターがかかっててさ。



トミー:っていうか、ある意味では(英語で歌う人達が)羨ましかったよ。僕はああいう風にしかできない。自分のスペックを冷静に見たら日本語でやる方が絶対いいだろうと。そのAかBの判断の積み重ねで初期the
HANGOVERSが出来てたんだと思う。




■うんうん、すいませーん生くださいー。



トミー:でも毒ばっかり吐いてるっぽいけど好きな人もたくさんいたんだよ(笑)。結局さTHE WiLDHEARTSが日本で契約あったのって限られた数年間だからその時代にもろに影響を被ってる層ってレアなんだよ。




■そうなんだよね、当時から周りに好きな人がいないもんだから、同志を発見するとすぐ仲良くなるんだよな。



トミー:仲間意識が凄い強い(笑)ブリットポップに中指立ててさ(笑)




■仲間意識と同属嫌悪が一緒だったんだよな。



トミー:もう少し面白いシーンをあの時築けてたら、今もう少し居心地がいいんだと思う。まぁ本家がもうだらしないからね(笑)




■WiLD HEARTS好きって会社員に向いてんだよ、収集癖とかさ。



トミー:要するにWiLD HEARTS信者ってドMだからね(笑)。でも僕今でも来日行ってるしCD買ってるしこないだのライブは東京が自分のライブ入ってたから大阪まで行っちゃったしね。ドMでしょ(笑)けど、最近行ってもみんな居ないよ、仲間達は。前のBLITZはまなぶにも会ったけど。




■あれは特別なライブだったしね。



トミー:結局それも同窓会になっちゃってさ。あの頃皮ジャン着てて突っ張ってた奴らがさ・・・寂しいんだよ。皆いなくなっちゃって。




■ライブみてるとさ、お客さんって若いよね。



トミー:まぁ学生からOLまで。



 



■ってかさ、最近の曲が短くない??3分前半とかざらじゃん。



トミー:狙いですよ。やっぱ短いほうがいいですよ、今は。色々理由はあって。外側の理由としては、お客さんは何分も我慢してくれない、1分で判断する世の中だから。それはいいことじゃないと思ってるけどね、僕はね。まぁ、視聴機の1曲目、今は視聴機でもないか。ネットで聴く1曲目。そのもうイエスかノーかって判断する秒数が今は凄い短いと思うのね。それは結構なんでもそうで、映画、お笑いテレビも。




■映画なんて予告編見れば大体わかっちゃうもんね。



トミー:だから人間関係もそうなんだと思う。全てにおいて情報が溢れすぎてて1つをじっくり判断しないから。それが外側の理由としてあるけどもっと大きいのは内側の理由としてさっき言ってた「やるべき事」にも繋がるんだけど自分の作る音楽の良さを突き詰めるとやっぱり短いほうがフィットしてると思う。




■それはトミーの音楽のパワー、種類、技術とかのトータルでそういう判断になったと。



トミー:そうだね。メロディーだったり、歌詞だったり、声だったりあるけど、そぎ落として勝負していったほうがいいと思ってる。楽器のアレンジも。削いでいく美学みたいなものにとりつかれている。突き詰めて突き詰めて一太刀で勝負するするみたいな方向に凄く。。多分ストーンズ好きでキース信者だと(笑)隙間隙間の美学。一太刀で決めますみたいな。




■ジャカジャーンで終わり!



トミー:ジャ!!で(笑) 潔さっていうものにかっこよさを感じる。



 



■初期からもそうだけどロックレジェンドへのリスペクトがつまってる楽曲多いよね。オマージュっぽく使ったり、細かい所に仕込んでみたり。さっき言ってた若いお客さんってそういう所って掘り下げてくれる?



トミー:そうして欲しいし、そういう興味を持ってもらえそうなCDを作ってるつもり。僕達の音楽を聴いたらもっとその向こうのナニナニを聴いてみたくなるような発言もちょこちょこしてるつもりだし。そういう色んな罠を仕込んでるよ。実際にみんながどうしてくれているかはわからないけど。でも、仮にしなかったとしてもハングオーヴァーズってなんか知らないけど懐かしい感じっていうか。感覚では嗅ぎ取ってもらえてるなって。それは感じてる。時代の最先端、メインストリームの音じゃないから。



 



■結構若い男にも人気でそうだけどなぁ。スイートすぎるのかな?



トミー:いや、スイートにこしたことないでしょ。だって男の方がロマンチストじゃん。




■だけどねぇ。でもthe HANGOVERS聞いてスキ!ってなるのは女子多そう。



トミー:あれ?タバコ辞めた?




■辞めたよ



トミー:やめるとさ、よく飯うまくなったといかいうじゃん。僕の時はまずビールが美味くなった。




■俺、メシは別に普段から美味かったしなぁ。それよりも家帰ったとき服脱ぐと超タバコ臭いのがね



トミー:わかるわかる




■あれでまずますやめれた



トミー:なんか身体は元気になるよね。結局ダウナーのドラッグなんだよタバコって。




■そいやーこれまだ30分しか喋ってないけど、すげえページ数いってんだろうな。



トミー:凝縮凝縮で。




■いやー普段のインタビューとはちょっと違うなぁ。いつもとは違う意見が多いような気がする。



トミー:だからね、逆に言えば凄い羨ましいんだよ、皆が。楽しそうにバンドやってる人達を見ると泣きそうになる時すらある。




■それはなんで?羨ましい?



トミー:羨ましいね、ある意味では。けどそうなりたいわけじゃない。けど羨ましいって気持ちは否定できない。うん、否定できないよ。




■そんだけ抱えてると、音楽が嫌いになる時ない?



トミー:あるよ、あるある。全然ある。あるね。ロックって言葉がだいっきらい。




■昔からロックンロール!って叫ぶ奴嫌いだったじゃん(笑)



トミー:本当は好きなんだけど、、だから使われ方だよね。ムラっぽく、あと免罪符みたいに使うのが。。結局頭を使わない人が嫌いなのね。なんか思考が停止しちゃってる状態というか。なんか免罪符としてイエー!っていう使われ方が。。。本来めちゃくちゃロックが好きだから、許せないのね。自分の好きなものが



そういう形で消費されてくってのが。それだったら、その言葉は君達にあげるよって。自分は違うよって位。頑固だよね。




■そうだね、頑固だね(笑)



トミー:簡単にロック好きだよねって仲間意識だったり、その…なんか意味が軽くなっちゃうの嫌なんだよね。自由ではあるべきだけど。その、なにもロックに対して免許がいるっていう意味で重い軽いって話をしている訳じゃなくて。やっぱ自分がその旗をさ、こう胸を張ってロックの御旗を掲げているならばその名を貶めちゃだめでしょ、責任を持てよって。



 



■それはすごく思う。ライブハウスやり始めてから尚更。物壊されたりさ、ロックだからOKだろ?みたいなさ。



トミー:でもそういう人って悲しいけど一杯いるじゃん。で、当たり前のように友達の友達だったりする訳じゃん。だからそういう事に対して僕は繊細すぎて。もしそういう奴に遭遇したときにぶん殴る事もできないし、凄く弱虫だから。ロックとか好きなくせに。1個1個の傷口が深く入っちゃうタイプで。この世界に入って99まで絶望して、100までしてるのかもしれないけど。それでもう一回ゼロの状態で自分は音楽だったりロックだったり、バンドをやるって事を本当に選んでるのか?って問い続けてる。




■それの問いかけの繰り返しが一番最初話した不安に繋がってんだね。



トミー:そうだね。18歳の時にそれを選択してなんにも考えないままずっといく奴っているじゃん?疑いさえしない。「ロックって俺にとって特別だから」ってある意味では超純粋だけど、脆いじゃん。純粋培養すぎる感じって。




■そういうのにはなりたくないんだ?



トミー:1秒毎にロックと何かがあってロックを掴み取ってるっていう実感。自分は主体的にこれを選んでやってるんだっていうのを更新し続けないと不安。




■うんうん



トミー:若い頃の自分って嫌じゃない?頭悪かったし、幼稚だったし。そういう頃に選んだからってそれが今も通用するなんてありえないと思ってるから。やっぱり一秒一秒毎に自分が選んでるって実感したい。




■じゃ、やっぱり音楽ってトミーにとって特別なんだよね。



トミー:それを日々問い続けてる。疑問みたいなもんが大きい。




■もしかしたらある日ロックじゃない選択をするかもしれない訳でしょ?



トミー:そうそう。それを簡単に死ぬまでロック!みたいな事を言う人の方が軽蔑する。信用できない。明日自分がどうか?っていうのは誰にもわからないし。




■明日どうなるかわかんないし。



トミー:当然だよね。日々選んで問い続けてさ。




■ちゃんとしてる人はそうやって選んでいってるよね。



トミー:まなぶ、これ面白い話できてんじゃないの?(笑)




■結構できてそうだよね。インタビューとか結構やってるでしょ?



トミー:そうだね。でもいつもこんな感じだよ。「イェー!どうもっ!トミーです!」みたいのができないからさ。常にこういう淡々とした感じ。




■うんうん。というか、なんでポテトサラダそんなにすきなの?



トミー:おいしいじゃん。




■普通飲み屋で頼まなくない?



トミー:おいしいよ。まなぶはブッキング向いてるからね。優しいじゃん。相談乗ったりするの好きでしょ?




■ま、人の話を聞くのは好きだけどね。向いてはないよ、多分。



トミー::あ、そう?バンドやりたい??




■んーそこでもないんだよね。さっきの話じゃないけど、金払って好きな事やる方が向いてるよ、俺には。ちょびっと話題かえるとさインターネットでずいぶん音楽も変わったじゃん。何かをする為の経費ってどんどん安くなるしUSTREAMとかyoutubeとか色んなメディアも出てきて。



トミー:実はライブのUSTREAMはプラスだとは僕は思えなくて。DJは思えるよ。結局ライブってその場の宗教だから。異様な理性とかが飛んだ状態っていうのを画面を通して外から見た時に変な宗教の集会を覗き見してるって事だから。だからバンドのライブの良さを知ってるからこそ、危険すぎる。裸すぎて。自分が信じてない宗教の集会を覗き見してて、みんな熱くうおーー!ってなってる所をクーラーの効いた部屋で見てると当事者にはなれないからね。今んとこ。




■なるほどね。そこから現場に行きたい!と思わせるには?っていうのを皆が模索中だと思うんだけど、でもああいう風にできるのは凄いよね。討論会とかも面白いしね。



トミー:トークはいいよね。例えばその横にアコギがあって1曲ポロンっていうのは凄いいいと思うよ。でも僕達がやってるのはロックのライブだから。それがパソコンのスピーカーでジュースのみながら見てる奴に自分達のやってる事を見せるのって当事者だからこそ危険だろ!って。そういうの結構見るんだよ、それって伝わんないよって思う。それなら音源を良い音質で流した方がまだなんぼかマシでしょ。際どい土俵に自分達が上がってるってのを覚悟しないと。ジョニーロットンでも無理だと思う。絶望的なフィルター。




■うんうん。だから特化した面白い使い方を考えなきゃね、ライブハウスは。



トミー:でもまなぶがやってるのは興味深く見てるよ。どうなるのか?ってのを見守ってるよ。



 





■ありがとう!あとジョギングでよく聞いてるよ。「あのクロスロード」超良い曲。曲ってメロ先(メロディーから先に作って後から歌詞をつける方法)だよね?



トミー:そうだね、ごくまれに詩先(歌詞が先に出来てそれにメロディーをつける方法)があるよ。




■それなんの曲?



トミー::「○○○」っての。




■あれか!!なるほど!!



トミー:でも99%は曲先だよね。詩に甘えちゃうから。あくまでも音楽だから。詩集出すわけじゃないから。詩で甘えてるやつって多いですよ。・それってね結局言いたい事を言うっていう欲望に立脚してるんですよ。




■別にいいじゃん。言いたい事をメロディーに乗せるってそんなに悪い事じゃないでしょ?



トミー:いやー違うと思うよ。それは飲み屋でやってくださいって。好きな人を呼び出して愛の言葉をささやけよと。勝手に夜中にやってくれと。それが人様に聞かすものかっていう恥の概念ですよ。




■そこまでいく???



トミー:いくよ。飲み屋で恋人なり友人に話して完結する内容なら、それを不特定多数に発表するっていうのは動機としてダメでしょ。それでもいいのは限られた人達。結局飲み屋でクダ巻いてるレベルのバンドが多いって事ですよ。それを許したくないよね、僕の立場上。こっちの方がやりがいがあるよってこっちにおいでって。「好きな事やってんだから誰にも文句は言わせないよ」って言ったらおしまいだから。




■それ言われちゃうと、「はい終了!」だよね。がんばれ!で終わっちゃう。



トミー:僕はアマチュアの時からそう思ってたからね。けどこういう話をすると引くでしょ?みんな。「なにこいつ?」って。10人中9人は。だから僕はその1人を探してる、ずっと。



 



■そういう考えを持った若いバンドマンをちゃんと引っ張って欲しいよね。



トミー:いやまだ人の上に立つ身分じゃないから。人に物を教えるみたいな視線になったらおしまい。僕はロックスターって道を目指してないから。ほんと、少し下にいたい位。月曜から金曜までつまんない仕事してる人も偉い。そういう人に対して「お前らよー!ロック最高だよな!」みたいな立場には死んでもなりたくないし。




■それ下ってことなの?



トミー:芸人だもん、だって。芸事だから。そういう考えはずっと持ってたい。ちゃんと働いてる人達に対しての尊敬ってのは凄いある。自分は怠け者で甘ちゃんで音楽を続けてるけど君は何かを諦めてそのスーツを着ているんでしょ?って。そこにはリスペクトがあるよ。それなのに「お前ら好きでもない事やってないでよー!」とか言う奴は本当ダサイと思う、バカかって。




■でも若い世代だったらしょうがなくない?



トミー:まぁね、ステージに立つ側がね物理的に数センチ上だからって生き方として上って言う風に勘違いしてたら終わりだよ。許される事じゃない。



 



■うんうん、面白い話が聞けたなぁ。じゃ最後に今度のイベントの事も話してよ。



トミー:10/31はこういう風な考え方の僕が仲間達を呼んで、ひとつちょいと面白いことをやろうとしてるから。このインタビュー読んで普段アウトブレイク出てるバンドマンでもいいし、コイツなにいってんの?みたいな反発でもいいから、来て貰えれば。ある意味そういう人達に見せたいな。




■俺もアウトブレイクに普段出てる人達に見て貰いたいね。



トミー:でしょ?是非来てもらえればと。

 




posted by Boone! at 00:00 | Comment(0) | インタビュー全文掲載 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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